Series 12はSeries 9、10、11と同じApp Storeを使うので、Series 12専用のアプリはありません。新しくなったのは中身です。5秒ごとに心拍数を読むセンサー、毎日のReadinessスコア、速くなった充電。だから最初に入れるなら健康と回復のアプリがおすすめです。ゲームは去年のモデルと同じように動くので、各ゲームの項目でその点にも触れています。

Series 12の新機能
- 発表日と発売日:2026年9月9日に発表され、9月18日に発売されました。ケースは42mmと46mmの2サイズです。
- S11チップ:Apple Watchの最新チップです。新しく加わったReadiness(毎日のコンディションスコア)は、このチップを搭載したモデルでしか使えません。
- 5秒ごとの心拍数計測:新しいHealth Sensing Systemが、1日を通して5秒ごとに心拍数を、最短5分ごとに心拍変動(HRV)を計測します。
- Readinessスコア:アクティビティ、睡眠、バイタル、回復の状態から、その日のコンディションを0〜10で示すスコアです。あわせて、Recover(回復)、Pace Yourself(ペースを抑える)、Ready(準備OK)、Go For It(思い切り動く)の4つのうち1つの提案が表示されます。
- バッテリーは同じ、充電は速く:バッテリーは最大24時間、低電力モードで最大38時間です。15分の充電で最大12時間使えるようになりました。
- より丈夫なガラスと、セラミックケース:アルミニウムモデルはCeramic Shield 2を採用し、Appleによると従来のIon-Xガラスより60%丈夫です。チタニウムとセラミックのモデルはサファイアガラスを採用しています。セラミックはパールホワイトとナイトブルーの2色です。
変わっていないのは、24時間のバッテリー、ディスプレイ、64GBのストレージです。どれもSeries 11と同じなので、前のウォッチでよく動いていたアプリは、Series 12でも同じように動きます。
バイタルアプリとReadinessの違い
バイタルとReadinessは、どちらも体の状態を示すので混同しやすい機能です。ここで違いを整理します。「バイタル」アプリは、睡眠中の心拍数、呼吸数、手首皮膚温、血中酸素をまとめて確認する標準アプリです。Series 12だけの機能ではありません。
Series 12で新しく使えるのがReadinessです。バイタルに加えて、アクティビティ、睡眠、回復の状態から、その日のコンディションを0〜10で示します。スコアと一緒に、4つの提案のうち1つが表示されます。S11チップが必要なため、使えるのはSeries 12とUltra 4だけです。
Series 12のおすすめアプリ
まず健康と回復のアプリ、次にどのウォッチでも使える定番アプリを紹介します。
Readiness・バイタル・睡眠(標準搭載)
アプリを入れる前に、最初から入っている機能を確認しておきましょう。「バイタル」アプリは、睡眠中の心拍数、呼吸数、手首皮膚温、血中酸素をまとめてチェックします。「睡眠」アプリは毎晩の睡眠を100点満点でスコア化します。
Series 12では:この中でSeries 11では使えないのがReadinessです。S11チップが必要なため、表示されるのはSeries 12とUltra 4だけです。
1. Athlytic
価格:無料(Proはサブスクリプション)
Athlyticは心拍データを、Recovery(回復)、Exertion(運動負荷)、Energy Battery(エネルギー残量)の3つの数値にまとめます。3つともコンプリケーションとして文字盤に置けて、ワークアウト中はリアルタイムの心拍ゾーンを表示します。
Series 12では:コンディションを見るだけなら、標準のReadinessで無料で済むようになりました。それでもAthlyticは、ワークアウトごとの負荷や数週間単位の回復の推移など、スコアの裏側まで見たい人に向いています。役立つ機能の多くはProで使えます。
2. Gentler Streak
価格:無料(Premiumはサブスクリプション)
Gentler Streakは、最近の運動量をもとに、その日どのくらいの強さで動くとよいかを提案します。提案の強さはウォッチ上で上げ下げできます。2022年のApp Store AwardsでApple Watch App of the Yearに選ばれました。
Series 12では:Readinessとの相性がよいアプリです。今日は動いてよい日かをAppleが教えてくれて、具体的に何をするかをGentler Streakが提案します。
3. AutoSleep
価格:¥1,200(買い切り)
AutoSleepはボタンを押さなくても自動で睡眠を記録します。ウォッチアプリにはスマートアラームと、前夜の睡眠を文字盤に表示するコンプリケーションがあります。
Series 12では:ここで役立つのが速くなった充電です。シャワーの間の15分で最大12時間分充電できるので、着けたまま寝るのが前より楽になりました。
4. PayPay
価格:無料
PayPayのウォッチアプリを使うと、iPhoneを取り出さずに手首から支払えます。なお、Suicaには専用のウォッチアプリはなく、ウォッチのApple Walletに入れて使います。
Series 12では:Series 12の新機能は使いませんが、毎日のように使うので最初に入れておきたいアプリです。
5. LINE
価格:無料
LINEのウォッチアプリでは、届いたメッセージを読んで、そのまま返信できます。
Series 12では:新機能は使いませんが、手首で読んで返せるので、iPhoneを取り出す回数が減ります。
6. Yahoo!乗換案内
価格:無料
電車の乗り換えルートを手首で確認できます。
Series 12では:通勤中もiPhoneを出さずに乗り換えを確かめられます。新機能は使わないので、前のモデルでも同じように動きます。
Series 12のおすすめゲーム
ウォッチのゲームは、数分のすき間時間にさっと遊べるように作られています。S11チップが必要なゲームはありません。ここで選んだのは、今も配信中で、ウォッチ上で直接遊べるアプリがあり、短い時間で楽しめるものです。
1. Belly
価格:無料(着せ替えアイテムの課金は任意)
ウォッチの中で暮らすドット絵の猫を育てるゲームです。ごはんをあげたり、遊んだり、手描きの服や背景で着せ替えたりできます。Appleのヘルスケアから歩数を読み取るので、歩くほど猫が元気になります。iPhoneがなくてもウォッチ単体で動き、広告もありません。
Series 12では:コンプリケーションで猫を文字盤に置けて、常時表示なら手首を下げても猫が見えます。BellyはReadinessや新しい心拍センサーは使わず、読み取るのは歩数だけです。
2. Lifeline
価格:¥500
通知で進むテキストアドベンチャーです。遭難した宇宙飛行士からメッセージが届き、次の行動を選んでいきます。次のメッセージまで何時間も空くこともあるので、1日の合間に少しずつ進められます。
Series 12では:ほぼ読むだけのゲームなので、どのウォッチでも同じように遊べます。46mmの画面なら1通に表示できる文字が増えます。
3. Trivia Crack
価格:無料
おなじみのクイズゲームです。ウォッチアプリでは、短いラウンドをさっと遊べます。
Series 12では:2026年10月にもアップデートされています。新機能は使わないので、どのウォッチでも同じように遊べます。
4. Tiny Armies
価格:¥150
手首サイズのターン制ストラテジーゲームです。1回の戦闘は数分で終わるので、通勤電車の数駅分で遊べます。
Series 12では:2026年7月にアップデートされていて、買い切りで追加の課金はありません。
Series 12とSeries 11、どちらを選ぶ?
すでにSeries 11を持っているなら、アプリは買い替える理由になりません。この記事のアプリはすべて両方で動きます。Series 12がおすすめなのは、Readinessや1日中の心拍計測を使いたい人と、速い充電と丈夫なガラスがほしいSeries 9以前のユーザーです。
watchOS 27に対応するのは、Series 9、10、11、12、SE 3、Ultra 2、3、4です。Series 6、7、8、第2世代SE、初代Ultraは対象外です。2026年は新しいSEが出ておらず、いちばん手頃なモデルは2025年のSE 3のままです。
バッテリーと画面の大きさを重視するなら、Apple Watch Ultra 4という選択肢もあります。同じS11チップとReadinessを搭載し、バッテリーは最大50時間です。
選定基準
ここで紹介したアプリとゲームはすべて、2026年10月に日本のApp Storeの掲載ページでウォッチアプリがあることと価格を確認しています。Series 12のスペックは2026年9月のAppleの発表に基づきます。iPhoneを操作するだけのウォッチアプリは除きました。価格は変わることがあります。