Apple Watchのアプリの多くは、iPhoneアプリのおまけとして作られていて、入れても開かないまま終わりがちです。ここで選んだ14のアプリは、どれもウォッチ上で使えて、手首だけで済みます。日本で毎日使うのは、支払い、LINEの返信、電車の乗り換え、雨の確認です。まずこの定番、次に運動・ウォーキング、睡眠、仕事効率化のアプリを紹介します。
早見表
| アプリ | 価格 | 向いている人 |
|---|---|---|
| PayPay | 無料 | iPhoneを出さずに支払いたい人 |
| LINE | 無料 | メッセージをすぐ確認したい人 |
| Yahoo!乗換案内 | 無料 | 電車で通勤・通学する人 |
| アメミル | 無料 | ゲリラ豪雨に備えたい人 |
| Strava | 無料(サブスクで全機能) | ランニングやサイクリングをする人 |
| Belly | 無料(着せ替えアイテムの課金は任意) | 歩くのを楽しくしたい人 |
| Nike Training Club | 無料 | 家で無料のトレーニングをしたい人 |
| WorkOutDoors | ¥1,500(買い切り) | 登山やトレイルランをする人 |
| AutoSleep | ¥1,200(買い切り) | サブスクなしで睡眠を記録したい人 |
| Athlytic | 無料(Proはサブスク) | 毎日の回復度を数値で見たい人 |
| Gentler Streak | 無料(Premiumはサブスク) | 無理せず運動を続けたい人 |
| Fantastical | 無料(Premiumはサブスク) | カレンダーを手首で確認したい人 |
| Todoist | 無料(Proはサブスク) | 無料でタスクを管理したい人 |
| Streaks | ¥1,000(買い切り) | 習慣が三日坊主で終わりがちな人 |
毎日使う定番
日本でApple Watchを毎日使う場面は、支払い、LINEの返信、電車の乗り換え、雨の確認です。まずこの4つを入れておくと、iPhoneを取り出す回数が減ります。
1. PayPay
PayPayのウォッチアプリを使うと、レジでiPhoneを取り出さずに手首から支払えます。コンビニで両手がふさがっているときや、iPhoneがかばんの奥にあるときに便利です。
注意点:ウォッチの画面は小さいので、支払い以外の操作はiPhoneのアプリのほうが楽です。
2. LINE
届いたLINEのメッセージを手首で読み、そのまま返信できます。会議中や満員電車の中でも、急ぎの用件かどうかをひと目で判断できます。
注意点:長い返信や、文字をたくさん打つやりとりはiPhoneで済ませたほうが速いです。
3. Yahoo!乗換案内
電車の乗り換えルートを手首で確認できます。ホームや乗り換え駅で、次に乗る電車をiPhoneを出さずに確かめられます。
注意点:ルートの検索はiPhoneで済ませ、ウォッチは移動中の確認用と考えると使いやすくなります。
4. アメミル
雨雲レーダーのアプリで、ゲリラ豪雨のような急な雨の予測を手首で確認できます。梅雨や夏の夕立の季節は、外出前にウォッチを見るだけで傘が必要かどうかがわかります。
注意点:週間予報や気温を見たいなら、ふつうの天気アプリも入れておきましょう。
運動・ウォーキング
標準の「ワークアウト」アプリで基本は記録できます。ここでは、それだけでは足りない部分を補うアプリと、歩くのが楽しくなるアプリを選びました。

5. Strava
Stravaは、ラン、ライド、ウォーキングをiPhoneを持たずに、ウォッチだけで記録できます。2025年9月からは、サブスク会員ならウォッチでライブセグメントも使えます。決まった区間を走っている最中に、自己ベストより速いか遅いかがリアルタイムでわかります。
注意点:ルート作成、ランキング、くわしいトレーニング分析の多くはサブスクが必要です。
6. Belly
ウォッチの中で暮らすドット絵の猫を育てるゲームです。ごはんをあげたり、遊んだり、手描きの服や背景で着せ替えたりできます。「ヘルスケア」アプリから歩数を読み取るので、歩くほど猫が元気になります。iPhoneがなくてもウォッチ単体で動き、コンプリケーションで猫を文字盤に置けます。広告もサブスクもなく、課金は着せ替えアイテムだけです。
注意点:ゲームであって、運動の記録アプリではありません。ワークアウトのデータを見るなら、Stravaや標準のアプリと組み合わせてください。
7. Nike Training Club
ガイド付きのワークアウトを無料で使えます。始めると、ウォッチに今の種目とリアルタイムの心拍数、消費カロリーが表示されます。スキップ、一時停止、次の種目への移動も手首で操作できます。
注意点:動き方の見本はiPhoneの画面で見ます。ウォッチは操作と数値の確認用です。
8. WorkOutDoors
ウォッチに地図を保存しておけるので、電波の届かない山の中でも手首で地図を確認できます。登山やトレイルランニングのためのアプリです。
注意点:山向けの作りです。街中のランを記録するだけなら、Stravaの無料版で足ります。
健康・睡眠
Apple Watchがいちばん役立つのは、健康の記録です。ここで紹介するアプリは、ウォッチが測った数値を、毎日の行動に生かせる形にしてくれます。
睡眠・バイタル・トレーニング負荷(標準搭載・無料)
アプリを入れる前に、最初から入っている機能を確認しておきましょう。watchOS 26からは「睡眠」アプリが、睡眠時間、就寝時刻の安定度、夜中に目覚めた回数をもとに、毎晩の睡眠を100点満点の睡眠スコアで示します。「バイタル」アプリは、睡眠中の心拍数、呼吸数、手首皮膚温、血中酸素を確認し、いくつかの数値がいつもの範囲から外れると知らせます。「アクティビティ」アプリのトレーニング負荷は、直近7日間のワークアウトをその前の28日間と比べ、急に負荷を上げすぎていないかを示します。
注意点:Appleは数値を見せてくれますが、どう動けばよいかまではあまり教えてくれません。毎日の回復度や、その日の運動の提案がほしい人は、AthlyticとGentler Streakを追加するとよいでしょう。
9. AutoSleep
AutoSleepは、ウォッチを着けて寝るだけで自動で睡眠を記録します。ボタンを押す必要はなく、朝にはレポートができています。ウォッチアプリにはスマートアラームと11種類のコンプリケーションがあり、前夜の睡眠を文字盤に表示できます。睡眠アプリでは珍しい買い切りです。
注意点:iPhoneアプリはリング状のグラフや数値が一度にたくさん表示されます。自分に必要な数値がどれかわかるまで、数日かかります。
10. Athlytic
Athlyticは心拍データを、Recovery(回復)、Exertion(運動負荷)、Energy Battery(エネルギー残量)の3つの数値にまとめます。3つともコンプリケーションとして文字盤に置けて、ワークアウト中はリアルタイムの心拍ゾーンを表示します。疲れがたまっているかどうかを、感覚ではなく数値で確かめたい人に向いています。
注意点:役立つ機能の多くはProにあります。無料版はお試しに近い内容です。
11. Gentler Streak
Gentler Streakは、最近の運動量をもとに、その日どのくらいの強さで動くとよいかを提案します。提案の強さはウォッチ上で上げ下げできます。2022年のApp Store AwardsでApple Watch App of the Yearに選ばれました。3つのリングを毎日完成させることが、励みよりプレッシャーになっている人に合います。
注意点:あえてやさしい提案をするアプリです。大会に向けて本格的に練習するなら、もっと細かく組み立てられるアプリが必要です。
仕事効率化
ウォッチで役立つ仕事効率化アプリは、次の予定をすぐ見せてくれて、思いついたことを数秒で登録できるものです。
12. Fantastical
ウォッチアプリを開くと、次の予定が天気と一緒に表示されます。タスクの画面と8種類のコンプリケーションもあり、話しかけて新しい予定を追加できます。App Storeの説明によると、iPhoneが近くにないときもLTEで使えます。
注意点:多くの機能はPremiumが必要です。
13. Todoist
ウォッチに話しかけてタスクを追加できます。コンプリケーションで今日残っているタスクの数がわかります。個人で使う分には、無料版でほぼ足ります。
注意点:ウォッチアプリを使うには、iPhoneが近くにある必要があります。
14. Streaks
毎日の習慣を記録するアプリで、達成したらウォッチでチェックします。すべての種類のコンプリケーションに対応していて、押し間違えたときはウォッチ上で取り消せます。歩数の目標など、「ヘルスケア」アプリと連動する習慣は自動で達成済みになります。
注意点:記録できるのは習慣だけです。メモや日記は書けません。
ストレス測定はできる?回復度の見方
ここで紹介したアプリと標準機能でわかるのは、ストレスそのものではなく、心拍データから見た体の回復具合です。医療目的の測定ではありません。
手軽に始めるなら、標準の「バイタル」アプリで睡眠中の数値がいつもどおりかを確認します。毎日の回復度を数値で見たいならAthlytic、その日どのくらい動けばよいかを知りたいならGentler Streakです。気持ちを落ち着けたいときは、標準の「マインドフルネス」アプリで呼吸のエクササイズができます。
その他の候補
- Yahoo!天気:無料。天気予報をウォッチで確認できます。アメミルと一緒に入れておくと、雨雲と1日の予報の両方を手首で見られます。
- CARROT 天気:サブスク。Apple Weather、AccuWeather、Forecaなど、予報の情報源を選べる天気アプリです。コンプリケーションを使うにはPremiumが必要です。
- Nike Run Club:無料。ランニングを記録するアプリです。
- Pedometer++・StepsApp 歩数計:どちらも無料。歩数をウォッチで確認できる歩数計アプリです。
- Spotify:無料。ウォッチに音楽をダウンロードして、iPhoneなしで聴くにはPremiumが必要です。無料プランでは、ウォッチはiPhoneのリモコンとして使う形になります。
- Overcast:無料(Premiumは任意)。ポッドキャストのエピソードをウォッチにダウンロードして、iPhoneを置いたまま聴けます。
- 1Password:サブスク。カードやワンタイムコードなど、ウォッチに追加すると決めた項目だけを表示します。
無料アプリだけでそろえるなら
お金をかけたくない場合は、次の組み合わせで十分使えます。毎日の用事はPayPay、LINE、Yahoo!乗換案内、アメミル。健康は標準の睡眠、バイタル、トレーニング負荷。運動はNike Training ClubとStravaの無料版。タスク管理はTodoistの無料版。歩くのを楽しくするならBellyです。ほかの無料アプリはサブスクなしで使える無料Apple Watchアプリで、ゲームはApple Watchのおすすめゲームで紹介しています。
選定基準
ここで紹介したアプリはすべて、2026年10月に日本のApp Storeで、ウォッチアプリの有無と価格を確認しています。iPhoneを操作するリモコンとしてしか使えないアプリは除きました。Suicaは専用のウォッチアプリがなく、Apple Walletで使うため、番号付きのリストには入れていません。
新しくApple Watch Series 12を買った人は、Apple Watch Series 12 おすすめアプリ・ゲームも参考にしてください。Series 12とUltra 4だけで使えるReadinessスコアと、相性のよいアプリをまとめています。ウォッチの設定を進めるなら、おすすめのコンプリケーションとApple Watchにゲームを入れる方法もどうぞ。